売れるkindle出版の方法

KDPで出版された電子書籍が売れない理由と売れるようにする方法

KDPによって、個人が簡単に電子書籍をKindleで出版できるようになりました。

 

それに伴い、Kindle出版物には「売れるもの」と「売れないもの」の2種類が存在するようになりました。

 

・出版された電子書籍が1冊も売れない
・Kindle Unlimitedで1ページも読まれていない
・なぜ売れないのかがわからない
・Kindleで出版された電子書籍はほとんど売れないのだろうか?

 

このような問題が出てくると思いますが、実はKindleで出版された電子書籍は、読まれるものと読まれないものにはっきり分かれます。

 

なぜなら、自己満足のために出版された電子書籍と、読者に読まれる電子書籍は、まったく別物だからです。

 

試しに小説を出版してみよう!では、全く売れない電子書籍になってしまう。

 

私はKindle出版を約8年やってきて、売れる電子書籍と売れない電子書籍の違いを学びました。

 

今回は、あなたのKindle出版した電子書籍が読まれない理由を解説します。

 

この記事を読めば、なぜあなたの電子書籍が売れないのかがわかるようになります。

Kindleで出版した電子書籍が売れない理由とは?

電子書籍が売れない根本的な理由は、ジャンルの悪さです。

 

Amazon Kindleでは、毎日大量の電子書籍が出版されています。漫画もあれば、小説もあれば、自己啓発本もあります。

 

Amazon Kindleで1冊の電子書籍を出版しても、当たり前のように「売れない」「読まれない」と感じることでしょう。

 

Kindleで出版した電子書籍が全く売れない最も重要な理由は、ジャンルです。

 

Amazon Kindleのユーザーが好んで読むような電子書籍を出版していないのです。

 

個人が出版する場合、どうしても自分の好きなジャンルを選んでしまいがちですが、これでは読者が求めていないコンテンツ、つまり読者が見向きもしない電子書籍が出来上がってしまうのです。

 

これを逆転できるのが、「Amazon出版で印税を稼げるのは誰? で書いたように、最初から影響力を持っていることです。

 

影響力があれば、絵が下手でも売れますし、モノが下手でも売れます。

 

しかし、多くの人が影響力を持つことはなかなか難しいことだと思います。そ

 

して、影響力を持てるということは、ジャンルとして正しい方向に進んでいる可能性が高いのです。

 

ですから、売れるジャンルに滑り込めないのであれば、記念出版として最初から割り切ったほうがいいと思うんです。

 

Kindle出版の小説は、特に売れにくいジャンルです。

 

小説を出したいと思っている人は非常に多い。中には、自伝的小説という形で出版したいと思う人もいるでしょう。

 

しかし、記念出版という形でもいいのですが、「少しでも多く売りたい! 少しでも多く売るというのは、とても難しいことです。

 

まず、タイトルと表紙でフックをかけるのが難しい。

 

出版社から販売されている小説などを見るとわかりますが、一目見てタイトルに惹かれて購入するというパターンはほとんどありませんよね。

 

ビジネス書やノウハウ本であれば、タイトルにいくらでも言葉を入れることができますが、小説の場合はなかなかそうはいきません。個人が魅力のないタイトルやシンプルな表紙でKindle本を出版しても、中身は見向きもされないでしょう。

 

Kindleで出版して売れる小説もある。
しかし、引っかかる小説もあり、売れる小説になることもある。

 

小説の中のジャンルとしては、表紙がイラスト形式のものや、BLや異世界転生など、ジャンルがわかりやすいものが売れる傾向にあります。

 

これは前述したように、表紙とタイトルが良いフックを作り、売れやすくしているためです。例えば、「異世界でチート能力を手に入れた俺は、現実世界で無双する」「俺を狙っているイケメン俳優から全力で逃げたい」などです。

 

ライトノベルの場合、ターゲット層が明確で、内容も読みやすい。また、BLは大人向けの人が読む傾向があり、大人向けといってもアダルトジャンルではないので、ランキング的には非常に強いです。

 

どうしたら売れるようになるのか?どうすれば売れるようになるのか?
売れる電子書籍を作るにはどうすればいいかというと、大きく3つのポイントがあります。

 

前述したように、必要なのは

 

表紙とタイトル
ジャンル
コンテンツの量
この3つが基本になります。その中でも、改善するために取り組んでいただきたい方法をご紹介したいと思います。

 

表紙とタイトルを改善する
まず最初に取り組んでいただきたいのは、表紙とタイトルの改善です。
電子書籍が読まれない理由は、まず表紙とタイトルが読者の目に触れないからです。

 

表紙は気にされない。
タイトルも目に留まらない。
そうすると、いくら中身が良くても読まれないのです。

 

表紙改善のための具体的な提案
表紙の改善点としては、デザインの質を上げることと、文字を大きくすることの2点が挙げられます。

 

あまりに難しい場合は、デザイナーに依頼するのがよいでしょう。文字を大きくするのは、誰でもすぐにできると思います。

 

例えば、下の2冊は有料ランキングTOP100に入った本です。

 

 

文字が大きくて読みやすいですね。

 

何が書いてあるのかすぐにわかるので、目に留まりやすいと思います。

 

これらの電子書籍を参考に、表紙を作り直してみてはいかがでしょうか。

 

ただし、これはビジネス書や技術書に適用されるものです。

 

小説に関してはかなり難しいので、デザインのクオリティは最低限に抑えるようにしましょう。

 

表紙に関しては、デザイナーに依頼することをおすすめします。

 

電子書籍の表紙デザイン依頼のおすすめ一覧【ココナラ】」の記事でデザイナーを紹介していますので、そちらで表紙をお願いするのも良いでしょう。

 

タイトルを改善するための具体的な提案
次に、タイトルの改善について、意識すべき点は2つあります。

 

抽象的な言葉は避ける
興味を引く言葉を入れる
何を言っているのかよくわからないふわっとした言葉を入れてしまうと、読者が「ん?

 

と読者が興味を持つような言葉を入れるようにしましょう。

 

先ほど添付した表紙は、とても良いタイトルだと思います。

 

術」「考える」といった言葉は、ビジネスマンにとってとても気になる言葉です。

 

この言葉があるだけで何か得るものがありそうな気がしてきます。

 

このような言葉を入れながら、自分の書いている電子書籍の内容に合ったタイトルをつけてください。

 

また

 

ターゲットの幅を広げる
これもコツです。

 

例えば、転売に関するe-bookを書いたが、あまり読まれていない場合、ターゲットを広げて「副業」とタイトルを変更するのも手です。

 

電子書籍の内容は転売ですが、タイトルに「副業」を入れるのではなく、タイトルとして押し出すことで、対象を広げることができます。

 

電子書籍の中で、おすすめの副業は「転売」です。

 

こうすることで、ターゲットを広げることができます。

 

あまり反響がないようなら、やってみましょう。

 

なお、タイトルの改善提案も小説では難しいので、ご注意ください。

 

著者としての改善
次は、著者としての改善です。これは、同じ著者名で継続的に電子書籍を出版している方が対象です。

 

オーサーセントラルに登録する
同じ著者名で何冊も電子書籍を出版していませんか?

 

小説や漫画を読んでいて、内容がとても気に入ったとき、その著者の他の作品に興味を持つことがあります。

 

そのような場合、その作者の他の作品を探すことがあります。

 

しかし、その作者の作品が手に入りにくいと、ファンになる可能性のある読者が離れていってしまいます。

 

同じ著者名で何冊も出版している場合は、読者のファン化を防ぐためにも、Author Centralに登録することをおすすめします。

 

Author Centralに登録することで、同じ著者の本として関連づけられ、読まれる確率が高まります。

 

無料ですので、さっそくAuthor Centralのページから登録してみてください。

 

なお、ペンネームは1つのアカウントに3つまでしか使えませんのでご注意ください。

 

SNSやブログで宣伝する
ブログやSNSを全くやっていない人は、今すぐ始めましょう。

 

特に、電子書籍が特定のジャンルに絞られている方には効果的です。

 

すでにブログやSNSをやっている人は、自分が思っている以上に商品が売れるということがわかると思います。

 

例えば、「〇〇の感想」とブログ記事を書くと、検索からその記事を辿ったユーザーがそのまま〇〇を購入してくれることが多いのです。

 

Kindle本はTwitterなどとも相性がいいので、積極的に情報発信するだけで、電子書籍の売り上げも伸びます。

 

ページ数を増やす
最後の対策は、ページ数を増やすことです。

 

まず電子書籍を購入してもらう、あるいはKindleUnlimitedでとりあえずダウンロードしてもらうという意味では、表紙とタイトルが重要でした。

 

そして、そこに至るまでに著者として改善すべきステップがありました。

 

そして、最後に大切なのは、どれだけ多くの人に読んでもらえるかということです。

 

現在、Kindle出版社は、本の購入よりも、KindleUnlimitedで読まれたページ数の方が、印税が多く入る傾向にあります。

 

そのため、読まれるページ数を増やすことが最も重要なのです。

 

一番大事なのはページ数を増やすことです。

 

むやみにページ数を増やしても、読者は最後まで読んでくれないだろう」と思われるかもしれません。

 

しかし、意外にも読者はつまらないページでも適当にめくっていることが多いのです。

 

もしかしたら、役に立つ情報があるかもしれないと、最後まで飛ばしながら読む人も多い。

 

それなら、20ページの電子書籍より、100ページの電子書籍の方がいい。

 

全ページが読まれたら、5回くらいは変わるだろう。

 

そうすると、印税だけでなく、ランキングにも大きな影響が出る。

 

意識している人は少ないが、ランキングは非常に重要である。

 

ランキングは上位になればなるほど、ある程度上位に固定される。

 

できるだけ多くのページを読んでもらい、それをランキングに反映させることが重要です。

 

ページを1つ増やすだけでも違ってきます。
ページが1つ増えるだけでも大きく変わると思います。

 

たった1ページ増やすだけでなく、その1ページを100人が読んでくれたら、かなりの差になりますよね。

 

例えば、全部のページが読まれると仮定した場合。

 

50ページの本で、100人が読めば500ページ。
51ページの本なら、100人が読めば510ページ。
多くの人に読まれるほど、1ページの重みは大きくなります。

 

ですから、少しでも電子書籍の内容を更新できるのであれば、積極的に加筆して内容を充実させましょう。

 

電子書籍が売れない理由と売れるようにする方法まとめ
以上、Kindleで出版した電子書籍が売れない場合に、売れるようにする方法についてご紹介しました。

 

まとめると

 

ジャンル選定を考える
表紙やタイトルを工夫する
ページ数を増やす
最低限、上記2つのジャンルと表紙・タイトルを工夫する必要があります。

 

売れている、読まれている電子書籍が1冊あれば、その1冊に磨きをかければいい。じわじわと売れている、読まれている電子書籍があれば、ページ数を増やすだけで収益は確実に上がります。